「今戸神社」特集!
こんにちは。
今回の浅草ぽんやり紀行は、今戸神社特集です。
本来、浅草ぽんやり紀行では、観光ガイドとしての浅草紹介ではなく、
住民目線から浅草の日常を、目的のない散歩を通しておもしろおかしく
お手軽なスナック菓子をたのしむ感覚で情報発信していくことがテーマとなっています。
けれど、今回は今戸一丁目を散歩している中で今戸神社を散歩の寄り道としてサラッと流せなかったので特集にしました。
ここでは、あくまでも「散歩」がテーマなので、神社の情報というよりも、散歩して見たこと気になったことなど、書き手の主観がばりばり入った絵日記のようなまとめ方になります。なんの腹の足しにもなりません。「浅草観光を終えた帰りのバスか新幹線の中でゆっくり読んでくれ」くらいのモチベーションでゆる~くやっとります。
今後も「アハハ、ウフフ」ではやり過ごせない「なんだここは!たのしい!書きたいことがいっぱいだぜ!どうなってんだまとまらねえ!」という場合は、特集を組んでお届けします。
観光地としての今戸神社ガイド
正直、浅草観光・神社巡り・縁結びの目的で訪れる予定の方は
各自でガイドブックを見るかググることをおすすめします。
事前準備していくほうがより楽しめますし、身になります。
ガイドとしての情報が整理されているものはすでにたくさんあるのでここではまとめません。「あるもの作ったって面白くないでしょう」と心の中のマダムが言ってます。
以下、私が参考になった今戸神社ガイドです。よかったらどうぞ。
NAVERまとめ
それでは、ここから浅草ぽんやり紀行としての今戸神社を紹介と思います。
まず、訪れた時の率直な感想
「縁結びに興味ない」ということでした。
致命的です。
「あっ!いっけね!」となりましたが
探索がすきなのでふらりとはいります。
今回は「べっ、別に来たかったわけじゃないんだから!」というツンデレのモチベーションで回ってみました。
以下、境内での感想集です。
・今戸神社の鳥居前に「招き猫発祥の地!」「沖田総司の終焉の地!」「浅草名所七福神の福禄寿!」と最近設置されたと思われる神社の売り込み文句、詰め込みすぎな感覚がして早〇田大学の学園祭の立て看板の嵐を思い出す。
・鳥居から参拝する一連の流れで、研修中と思われる人力車も同じ流れで参拝。新人お兄さんが先輩お兄さん、上司おじさんを人力車に乗せて、人力車を中心としての人口密度ではなく筋肉密度がすごかった。本番さながらハキハキ笑顔で神社の説明をし、手水舎のところでも正しい手水の作法を解説していて、わたしもこっそり自分をスーパーバイザーと位置づけて遠くから見守る。
・絵馬を括る大木が「この~木なんの木気になる木~♪」と誘ってくる。鳥居をくぐってすぐ目に入る新緑の生えた大木がゆさゆさとカラフルな丸い形の絵馬を鳴らしている。「・・・フォトジェニック!!!」脊髄反射で叫びそうになるくらいの写真映えする景色だった。
・境内には、最近縁結びとして有名になってきたからであろう、新設されたなで猫の石造があった。なんでもこの猫をなでて写メして待ち受けにするとご利益があるらしい…!なんてお手軽な…!出来すぎている…!しかも写メして待ち受けになることを想定した石造のつくりよ…!すべて計算通りなのか…!?この神社のプロデューサーはUSJを再建した森岡氏か…!?ちょっと考えるのがたのしくなる。
・お守り・御朱印帳・絵馬などのデザインが豊富。日常生活では神社と距離のある10代・20代の参拝客たちの縁結びを全力で応援するようなカラフルポップなアイテムが多数取り揃えられている。お守りや御朱印帳も、若い層も抵抗なく「かわいいからほしい。」と持ちたくなるデザインになっていて驚き。新しいものをどんどん取り入れる神社。事業展開がうますぎる。
・招き猫がすごい、発祥の地としても招き猫の推しがくどいカレーのような神社。あれ?美味しくなっちゃった。社務室の猫グッズは特に招き猫収集家の巣窟。そうはいっても見た目は色とりどりの宝石箱のほうな空間になっていた。つるし飾りの招き猫も田舎のおばあちゃん家のお正月みたいで心安らいだ。
・参拝後に、休憩用のテーブルと椅子があるけどなぜか西洋風…!なぜ…!神社が西洋文化と無理やり歩み寄ろうとした結果ちょっとした時空の歪を体験できる。そこで、白昼堂々ポーチを広げて化粧直しをしている女子二人。君たちが度胸のある勇者になれる日は近いが良縁が来る日は遠いだろう。お天道様も通りすがりの人もそれをよく見ているのだよ・・・。「聞こえますか・・・」と心に直接届くタイプのテレパシー送ってみたけどだめだった。どんどんマスカラが盛られていった。
・ちょっとさえない男性が一人で参拝に来ている。縁結びの神社で一人で来ているというだけで、「この人良い人そう…!」「誠実そう…!」と思えてしまう不思議神社パワー。これがハロー効果というものなのか。なんとこの神社主催の婚活会「縁結び会」があるそうな…!ここで出会って、付き合って、結婚した人もいるそうな…!たしかに縁結びの神社の婚活会に参加するだけでも、真剣な出会いを求めている印象がつくし、穏やかな交際スタートできそうだ。
・境内に野良の白猫が住み着いている。招き猫発祥の地ということで、ここで猫は大歓迎されている様子。参拝時に、その白猫を見れると良い事が起こるとか起こらないとか…。わたしも偶然、何も知らずに「あ、猫いるな~。」と見かけた。参拝客の若い女の子たちが「きゃーっ」と駆け寄り写真をとる。猫、突然のアイドル化に戸惑う。という一部始終を見ていた。この猫、真っ白で美しい容姿をしており「神様の遣いです。」と喋りだしてもおかしくはなかった。だからこそ、神社もこの猫が住むことを許可しているのだろう。仮にプチャ顔の猫だったらと思うと…心が痛む。「見た目が100%」という言葉は猫の世界でも言えることかもしれない。
◎感想まとめ◎
正直、招き猫だらけでご利益があるのかわからなかったけど、絵馬には祈願絵馬と成就絵馬の二種類あり、その膨大な数の絵馬を見ると「願えば叶う」を身近に感じさせてくれた。また、「縁結び会で結婚しました。ありがとうございました!」のような文字を見るとこちらまで幸せな気持ちになった。なぜか通りすがりの私の心にもゆとりができていた。もしも今後、良縁を求めることがあるなら、この今戸神社を訪れたいと思う。そして縁を結んでもいいよ。なーんて思ったのだった。
今戸神社、モチベーション低い人でも大丈夫
上記のように「あ、縁結びに興味なかったんだ!忘れてた!」
とはいった境内、
なんやかんやいろんなものが見てれ、あれこれ想像することができてたのしかったです。
場所がどこであれ、その所々で面白いものくすっと笑えるもの、ええっと驚くおかしいもの、だれかに話したくなるような違和感、そんなものが収穫となればそれでよいのです。
「たのしい」という感覚が人それぞれなのでなんとも言えないですが、私は地面から5cmほどの低空飛行が程よく続く楽しみ方だと思っています。
もしも、今戸神社に興味がなくても、友人の付き添いで話の流れで気づいたら来ることになってしまった人も、はやく仲見世通りに行きたいとうずうずしている人も、ひとまずその場を楽しんでみてください。
モチベーション低い時の楽しみ方の提案リスト
・参拝客の雰囲気を見て、脳内勝手にマッチング
・正しい参拝方法を勉強しなおす機会と捉える
・せっかくだから絵馬を芸術的に仕上げてみる
・なぜこの神社が縁結びの神社としてヒットしたか理由を探る
・境内のバリアフリー化について可能な例をいくつか考えてみる
・ここで新しい事業を始めるなら何ができるか考えてみる
今回のイラスト
なんやかんやたのしくまとまりました~!
おまけ:犬もいた・・・!!!
猫でむねやけしてきたところで
ぐっと心をつかむ犬・・・!
猫派も、犬派も両方抱きかかえます今戸神社。
隙が無いです。ほっほっほー。
おまけ2:ゆる~く豆知識
えっへっへ~!ちがうのだ~!
ここまでありがとうございました!
次回へ、つづく~!
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